鳥類的雑記帳

色々と思っている事を書き連ねていくつもりです。

C93グラブル小説本告知

 夏コミ(C92)にて色々と衝撃的な出会いがあって、実はグラブル小説本とか用意していおりました。コミケ93にてスペースを頂けたので、こっちでも一応、告知しておきます。

 

グランブルーファンタジー 同人小説

錬金術師の気まぐれ -大事なひとは瞼の裏-」

文庫本212P / 会場配布価格1000円

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【簡単なあらすじ】

 錬金術の開祖カリオストロと、その弟子になったクラリスは、騎空団の仲間であるデリフォードとルナールを伴って、アウギュステのとある村へと向かう。目的は開祖を討つための同盟の解体。そのために訪れた村で、クラリスたちは一人の錬金術師と出会う。彼女は訪れた師弟に対し、一つの錬金術の解明を依頼。それはカリオストロを討つためだけにもたらされた奇妙な術だった。一方で、その村には夜になると霧の魔物が現れるという噂があり……。

 

 

 

とまぁ、そんな感じでグラブル世界の錬金術を好き勝手捏造しつつ、自称美少女な師弟の活躍を描くエンタメ小説となっております。

メロンブックスさんでも取り扱っていただいておりますので、こっちでもよろしくです。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=324582

 

色々な与太話は以下から!

 

 

 とにかく皆さん、まずはこの表紙を見ていただきたい。不敵に笑うカリオストロ、何やら意味深な小物の数々、儚い印象を与えるクラリスと……この左下の人、誰? そのへんはまぁ後述するわけですが、なんというか、いいですよね……。

 こちらのイラスト、日色様にお願いいたしました。Pixivページをぺたりしておきますので、ぜひ皆様も美麗なイラストの数々をご覧ください。

www.pixiv.net

 

 この記事の冒頭にて書かせていただいたC92での衝撃の出会いとは、日色様がその時に出していたグラブル本となります。グラブルでいくつか小説を書きたいな、となんとなーく思っていて、市場調査というかどんな本があるかを見に行ったのが、今年の夏コミなわけでした。昼過ぎにぼうっと歩いていると、表紙にゾーイがいる本が目につく……。ほうほう、イラスト本ですか、いいじゃないですかこの感じ。机の上に飾られた絵も好きよ僕。などと完全に舐めきった心境で買って帰ったわけなのですが……。

 家に帰って本を開いたら、もうだめだったよね。今にして思えば単なる一目惚れだったよね。ところで、ここまで惚れ込んだ人に同人本のイラスト描いてもらったら幸せだと思わないかい君?

 それでもって勢いだけで夏コミを申し込んで、その後にプロットやら何やら用意しつつ、9月くらいにいきなり長文メールでご依頼文書を叩きつけたわけです。ほんっと今にして思えば、よく怒られなかったな……。でもそれだけ惹きつけられたイラスト集だったと、改めて言っておきたいのです。さきほどのリンク先で軽くC92で出された本のサンプルが見れるので、この記事を読んでいただいた方も、もうこの文章はここまででいいから、一度覗きに行くんだ。それが駄目なら、今回の表紙イラストをもっかい見よう? 凄いよね? 僕の気持ち、わかってもらえますよね??

 ともあれ、夏のこの出会いをきっかけに、グラブルで小説本を出そうという意欲に完全に火がついたわけです。今回の本も、実は8月終わりにプロットは一通り完成し、10月中頃には初稿が完成していたくらいの勢いです。余裕綽々で他の人の方に寄稿していたのは、そういう事情だったわけなんだな。

 

 いきなりの爆撃に怯まず受けていただいたのだから、生半可なものは作れまい。せっかくだし、前ジャンルでは封印していた中二病とか設定厨みたいな面をどんどん出した作品にしてしまおう……と気合を入れた本が今回の本ですので、気になった方はぜひとも手にとって頂きたい。ちなみに今回、広瀬さんやウルーさんあたりに下読みからかなり手伝ってもらったんですが、そのおかげで中々に濃い仕上がりになっているかと思います。

 とか何とか思いつつ、最終稿に近いものを日色様に投げたところ……。

 

 まず線画の時点でなんか凄い。あれ、タイトルロゴとかそんな気合い入れてくれとか頼んでないのにいいんスか? ちょっとまって、なんかオリキャラのデザインが起こされてない? え、なに、戦闘スタイルとか陣も考えてみた? 何言ってんのかいまいちわからないんスけど、とりあえず土下座して感謝をすればいいんです?

 

 そう、そうなのである。表紙の左下の方にいる人、オリジナルキャラのフラメルさんというお方です(名前の元ネタはもちろん史実の錬金術師)。なんとキャラデザインを一からしていただき、ありがたくもこんなに綺麗なビジュアルを獲得することになったのであります。土下座じゃ足りねぇ、地面に埋もれてぇ。

 やたら生き生きした設定画も送られてきて、ひゃーすげぇなーって脳死状態になっていた所、友人から「ここまでしてもらったら巻末収録するとかしろよ! 埋もれさせるなよ!」と怒られました。たしかにその通りである。というわけで、巻末には設定画がいくつか収録されているので、気になる方はそういう意味でも見てください。気合の入りようが凄いぞ!

 ここでもちょっとだけ公開しておきますよー。

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 コレ以外にも色んな表情だったり、本編で出てくる小ネタに関したイラストも収録されていますので、おまけまで楽しめる豪華な本だぞ! ……ホントにここまでしてもらって、本当にいいのだろうかと思うのであった。ありがてぇ……。

 

 

 今更のように肝心の中身なのですが、Pixivにてまるっと第一章までを公開しております。新しいジャンルにやってきたのですし、今まで公開してきた作品とも結構雰囲気が違うかと思うので、ぜひともこの機会にご確認いただければ。

www.pixiv.net

 なお、今回の話は一応、アストレイアルケミストと光クラリスフェイトエピソードを経由した時系列でのお話になっております。なのでカリオストロクラリスが師弟関係になっている他、登場するデリフォードも前述のイベントを踏まえております。ルナール? いや、あいつはいつも通りだよ……たぶん。

 また、今作におけるカリオストロは美少女ではあってもあくまで錬金術師。日頃から「もうちょっと錬金術師として凄いって感じのカリおっさんが二次創作で出てきてもいいんじゃない?」と思っていた鬱憤を晴らすかのように、錬金術師として頂点に君臨するカリオストロがおります。説明役としてもな!

 オリジナルキャラであるフラメルさんも錬金術師であり、本来はカリオストロを抹殺するために錬金術を研究する家の生まれです。クラリスの家とは開祖抹殺の同盟関係にあり、今作におけるクラリスは当主としてその同盟を撤回するため、彼女が住む村を訪れる……という流れです。開祖を殺すための錬金術とは何なのか、そしてフラメルがカリオストロたちに出した同盟撤回のための条件とは? シリアスよりのお話ですが、主にクラリスのおかげで暗くはならずにエンタメ小説として程よい感じです!

 

 そんな感じで、重すぎずかといって軽すぎない、お得感満載の本ですので、ぜひとも会場に来て一読していただければ! よろしくお願いします!